手作りTシャツを作ろう
【講師】
![]() | 氏名:池田吉孝 略歴:出身地:東京。文系出身。メーカー勤務。国内/海外のマーケティング担当。 |
![]() | 氏名:鈴木慎一 略歴:出身地:神奈川県。数学科出身。システムエンジニア。 |
【講座概要】
「生徒一人一人が自分のオリジナルTシャツを作る。」
Tシャツの作成を通して、
- 世の中のTシャツを調べ
- 自分のTシャツのコンセプトを考え
- パソコンを使って、デザイン、ロゴ、メッセージ、写真、絵などを作成し
- 作成したデザインをTシャツへプリントする
- 作ったTシャツをプレゼンして、自分の作品の評価を確認する
- 他の人が作ったTシャツを評価する
【講座の様子】
作るTシャツのテーマは「元気をつけるTシャツ」。前回の講座で、生徒たちはそれぞれテーマに沿ったデザインを考えてきました。今回は、それをパワーポイントで作成します。「元気をつける」マークとは、言葉とは、書体とはどんなものなのか。生徒たちはTシャツ作りを通して楽しみながら、自分のイメージを実際の形にしていく過程を学んでいくことができます。その上パソコンの練習も同時にできて、とってもお得な講座だと思いました。
今後の過程にも注目。完成品が待ちきれません。
【講師の方々へのアンケート】
質問:講座の内容について簡単に教えてください
Tシャツの作成を通して、
- 世の中のTシャツを調べ
- 自分のTシャツのコンセプトを考え
- パソコンを使って、デザイン、ロゴ、メッセージ、写真、絵などを作成し
- 作成したデザインをTシャツへプリントする
- 作ったTシャツをプレゼンして、自分の作品の評価を確認する
- 他の人が作ったTシャツを評価する
質問:講座のねらい(この講座で生徒たちに伝えたいもの、学んで欲しいことなど)を教えてください
- 徹底的に考える癖をつける。どんなことでも最低3つ以上考えてみる。
- 考えたことを実行にうつす。自分の考えたアイデアを実現してみる。
- 相手にわかりやすく伝える。自分の考えを相手にしっかりと伝える。
- 自分の評価を確認し、また他人の評価をしてみる。自分の評価を聞き入れ、改善につなげること。他人は良いところは褒めて、改善点は優しく指摘する。
- 自分で”考える”、”作る”楽しさを知る。
- Tシャツのデザイン、プリントが意外と容易にできることを知る(藤嶺祭などで自分が作ったTシャツを着ることもできる)
- アピールポイントをプレゼンすること、他の作品を評価することの難しさを知る(経験する)
質問:遊行塾の講座を引き受けることになったきっかけ、動機などについて教えて下さい
(池田)校長先生の「学びの場から逃避する学生を学びの場に戻す」というお考えに共感を覚え、自分にできることであればお手伝いしようと考えた。また、PTA役員の鈴木さんが一緒に講師をしていただけると言っていただいたことも講座を受け持つキッカケになった。(とても一人ではできないと思う)
(鈴木)一緒に講師をしていただいている池田さんから講座の内容をお聞きし、自分の仕事の経験が講義内容に活かせることもあると考えた
質問:講師をやってみた感想はいかがですか
(池田)藤嶺の学生はしっかりしているし、素直な学生が多いと感じる。また、生徒たちはとても自由な発想を持っており、完成したTシャツは講師の予想を遥かに超えたものができて、講師としてもとても嬉しい。生徒たちの可能性は無限大であると感じた。段取りや準備などは慣れない為、大変で、つくづく先生方の苦労を感じた。
(鈴木)生徒たちの自由な発想により完成したTシャツは講師の予想を遥かに超えて、多種多様で、素晴らしい出来栄えだった。生徒の思考の柔軟さに驚かされた。今後は「プレゼン」や、「評価」を生徒がもっと詳細に出来るように講義内容の組み立てを工夫し、改善を図っていきたい。
質問:最後に藤嶺藤沢の生徒たちへのメッセージがあればお願いします。
(池田)考えれば考えるほど色々なことが見えてくる。
考えることから逃げず、学ぶこと・知識を増やすことの楽しさを知り、妥協せず、自分の考えを実現できた時の達成感を感じて欲しい。
そして、自分が満足し、人も評価してくれれば大いに喜ぼう。また、人のよいところは大いに褒めてあげよう。
前向きに取り組めば、必ず明るい未来が待っている。
(鈴木)学ぶこと〜知識を増やしたり、複雑なことを考えること〜は、努力が必要で、苦しかったり、面倒くさいと感ずることも多い。だけど、これらのことは、楽しくて、「やった」という達成感や喜びを感ずることもある、ということを君達は知っているはずだ。このことを何の勉強をするときも忘れないでいてほしい。
遊行塾の講座は自由に考えたり、少し難しくて高度なことを含んでいたりする。そういった点で他の教科の授業と少し違うところがある。この少し違うことを遊行塾で勉強することによって、「学ぶことはめんどうだけど、達成感も感じることができるものだ」ということを(忘れている人は)思い出してほしい。
(記事担当:広報委員 遠嶋)