藤嶺祭に向けて

あれほど暑かった夏もとうとう終わり、一気に肌寒い日々となりました。我が息子たちは中間試験も終わり、いよいよ藤嶺祭です。

PTAではこれまでも藤嶺祭を盛り上げるための協力を行って来ましたが、今年は準備に当たっている生徒会の生徒たちと夏休みが始まる前から打ち合わせを行ない、生徒たちがやりたいと考えている事を実現する方法を一緒に考えてきました。

その一つが「アーチ製作」です。学園祭といえば、入口となる校門には飾り付けをしたアーチで来場者を迎えるというイメージがありますが、藤嶺祭にはこれまでアーチがなく、ちょっと寂しい感じがしないでもありませんでした。PTAの役員と生徒会との打合せの中で最初に話題に上がったのもこのアーチ製作の事でした。生徒たちも是非藤嶺藤沢らしいシンボルとなるアーチを建て、今年の藤嶺祭を盛り上げたいと考えていました。

生徒が書いたアーチデザイン


ある生徒に発案によってアーチのデザインが完成し、いよいよその作り方の検討を始めました(左の画像はその生徒が描いたアーチのデザイン画です)。しかし、校門は学校関係者や関係業者の車が通行するため、それらの車が通行できる高さや幅を持っていなければなりません。また、昨年の藤嶺祭は雨と強い風に見舞われましたが、そのような天候にもある程度耐えられる強度も必要です。最初は自分たちで一から製作するつもりでいた生徒たちですが、詳細な計画を詰めていくと、とても素人では作れないという事が分かってきました。相談を受けたPTAの役員にもそのような大型のものを製作した経験のある者がおらず、良いアドバイスが出来ず困っておりました。

しかし、ある役員の知人に工務店を経営されている方がおり、その方に相談をしたところ、「生徒たちのためなら…」と快くアーチの製作を引き受けてくださることになりました。工務店の方に、学校まで校門の下見に来ていただき、生徒が作成したデザインをもとにアーチの構造を考えていただくと、そのデザイン案の精巧さによって、一旦は暗礁に乗り上げたかと思われたアーチ製作は一気に実現に向けて動き始めました。

藤嶺祭を三週間後にひかえた10月9日もPTA役員と生徒会との打合せがもたれました。今回はアーチの柱の太さ、高さ、アーチの梁に当たる部分の高さ等のサイズの最終確認、出来上がったアーチの納品日の確認などを行ないました。また、アーチは校門の門柱と結束して固定する事になったので、それについて濱谷校長先生の許可も頂きました。これでアーチ製作には正式にゴーサインがでました。

生徒会の中心である高校2年生が修学旅行から帰ってくる頃にはアーチが出来上がり、納品されます。そして、その後はそのアーチに生徒たち自身が装飾を加えて行く予定です。機会があれば、アーチの製作の様子をまたこのサイトでお伝えしたいと思います。

PTAからも度々お手伝い、ご協力の案内を告知させていただいておりますが、PTAは今年も藤嶺祭を積極的に盛り上げていこうとしています。恒例のバザー委員会によりますバザーと、藤嶺カフェはもちろん、おやじの会は恒例のバクダン(ポン菓子制作&販売)に加えて今年は新しく焼きそばの販売も行ないます。また、PTA活動の紹介としては今年開催した遊行寺セミナーやフォーラムの様子のDVD上映、中学の藤嶺学林遊行塾で行っている講座「手作りTシャツを作ろう!」の実演なども計画しています。そのためにはやはりお母さん、お父さんのご協力が欠かせません。是非、お時間のある方はご協力をよろしくお願いいたします。また、お手伝いは難しいという方も、当日には是非生徒たちが考えて作り上げた藤嶺祭を見に来てあげてください。