将来、君がモテる大人になるために

【講師】


氏名:遠藤義之
略歴:出身地:横浜生まれ、茅ヶ崎育ち。國學院大学文学部哲学科卒。ケーブルTV-営業、貿易商社-営業・生産管理、IT関連企業-プロジェクト管理システム導入コンサルティングを経て、現在は株式会社プラネス代表取締役(IT関連:モバイルコンテンツ・Webコンテンツの開発、Microsoft関連作業)
趣味:サーフィン、サッカー、温泉、仕事、お酒。楽しそうなことに首を突っ込むこと。
氏名:小澤英治
略歴:神奈川県茅ヶ崎市に生まれる。東海大学法学部卒業、ベトナム商材を扱う商社勤務後、一年のカナダ留学、帰国後にブランドジュエリーの輸入販売商社勤務。海外のライセンシーとの折衝及びバイイングを担当。2001年10月に退社し同月に起業、携帯電話での英語学習アプリケーション、大学受験勉強用のアプリケーションを配信。
現在は、書籍発刊準備中、書籍とデジタルのクロスメディアのカタチを模索中。
教育、職種:学習ソフトウェアの企画開発。会社名:株式会社アルタビスタライズ
趣味:サーフィン(上達が難しく、奥が深いスポーツです。以外にも体力と精神が鍛えられます。)
鎌倉の由比ガ浜商店会に参加し地域活動を楽しんでいます。
氏名:三保 基陽
略歴:北海道生まれ東北育ち。東京理科大学理学部第一部応用物理学科、電気通信大学大学院電気通信学研究科電子情報学専攻。
日本ヒューレット・パッカード株式会社を経て、FutureRays株式会社にてITコンサルタントとして活動中。

【講座概要】

「モテる大人になる」をテーマに、社会に出てから役に立つスキルを講義とグループワーク形式で楽しくトレーニングする講座です。「君の将来が大きく変わるかも?」というお話をしていきます。

【講座の様子】

講座名を聞いて男の子なら誰もが心動かされた講座名だと思います。女の子にモテルしぐさやファッション、言動を教えてくれる!と思って選んだ生徒さんも確かにいたとの事。


この講座は、自分の内面を磨いて魅力的に生きていく方法を教えてくれる講座です。講師の先生は3名。それぞれに得意とされる分野をご本人の経験や学びを元にロールプレイングをしながら考えて行くとても楽しい講座です。今回のテーマは「コミュニケーションの取り方」がメインでした。「コミュニケーションのスタンス」「コミュニケーションのポイント」の内容では、私達保護者にとっても役立つ内容が満載。社会で人間関係を構築していく為の術を説いて下さったようでした。これは身近な友達や家族関係にも通ずるもので、最近、コミュニケーションが上手くいかなくて困ったと言う例では、会話が少なくなった親とのすれ違いの気持ちを生徒達は素直に話してくれました。ここぞ保護者が聞きたい!と思う内容。


これからの人生で様々な壁にぶつかるであろう生徒達が、折に触れこの講座を思いだす事で乗り越えていける力になるんだと思います。また講師の方自身が人間関係で悩み、葛藤された事を基に出来た内容で、“教えてる自分自身もとても勉強になる”と笑顔でおしゃられた言葉がとても印象的でした。

この講座を元にPTAフォーラムで保護者向けにも開催して頂きたい様な講座でした。

【講師の方々へのアンケート】

質問:講座の内容について簡単に教えてください

(遠藤氏)様々なテーマを通して、男子から見ても女子から見ても、魅力的な大人に必要とされるであろう力に触れてもらう講座です。

(小澤氏)私がひとりで受け持つ講座は、アイデアの創造とハイブリッドというテーマの講座になります。
旧来のゼロから作り出すものではなく組合わせるハイブリッド型の商品開発。
便利なものを考え、値段を設定し、売上計画、宣伝計画を立てます。アイデアを練ることからお金を得ることまでを皆で考え学びます。

(三保氏)私が担当する「考える能力」の向上では、論理的な思考と問題解決に役立つ、考え方、各種フレームワーク等を紹介します。

簡単な例題により、実際に利用してみることで、理解を深めていただきたいと考えています。

質問:講座のねらい(この講座で生徒たちに伝えたいもの、学んで欲しいことなど)を教えてください

(遠藤氏)人間力を鍛えることで、人生は驚くほど楽しくなる。逆に、考え方やポイントを間違えると、すごく損をする。「自分の人生は自分自身でコントロールする」 というキモチを身につけてほしい。

(小澤氏)全6回の「もてる大人講座」では、会社にもてる、友人にもてる、女性にもてる大人になることがテーマになります。
「もてる」ということを、必要とされること、気持ちを掴むことと考え、そのために必要なコミュニケーション力、ロジカルな思考法、発想力などを学びます。
人間がやっていた作業が機械化され職業が減ってきています。これから益々、その傾向が強くなります。機械化出来ないものは、コミュニケーションだったり、発想するクリエイティビティだったり、心を揺さぶるヒューマンなことです。
これから社会が必要とする人材は、自分の考えを持ち、発想しそれを表現出来る人材と言われています。調べて、まとめるのもいいですが、その次のステップとして、情報を集め、整理し、考え、発想し、表現することを学んで欲しいと思います。

(三保氏)自分で「考える」ことの楽しさを感じてもらいたいと思います。

質問:遊行塾の講座を引き受けることになったきっかけ、動機などについて教えて下さい

(遠藤氏)ジム・キャリー主演の映画「イエスマン」を見た直後だったというのもありますが(笑)、学校長の教育方針に感銘し、是非やらせていただきたいと思いました。
この経験は、自分にとって間違いなくプラスとなるものですし、また、現代の中学生の「生の声」や「想い」に触れてみたかった、という気持ちもあります。

(小澤氏)同じ講座を受け持つ遠藤君からお話を頂き、会社を経営する人間として、何か教えることが出来ればと思い参加させて頂きました。

(三保氏)以前一緒にお仕事させていただいた、遠藤さん、藤川さんからお誘いいただいた際、また一緒に色々と考えることがなにやら楽しそうだなと思ったことが一番のきっかけです。
また、いまどきの中学生ってどんな感じだろうという興味や、教えるということを体験してみたいと思ったことも、引き受ける動機となったと思います。

質問:講師をやってみた感想はいかがですか

(遠藤氏)子供が大人になる過程で、すごく大事な時期に講師をさせていただいていることを実感しました。
教えたコトをどんどん吸収し、自分の力にすることができる。ただし、そこに善悪を判断する基準がまだあまりない。そういう意味で、改めて責任のある仕事を引き受けたのだと思いました。5年後10年後の彼らに、良い影響を与えられるように頑張りたいと思います。

(小澤氏)学習意識が高く、課題を発見し考えをまとめ、意見を言える生徒さんがほとんどで驚きました。講座の内容が少々難しいかもしれないと思っておりましたが、大人向けの講義でも大丈夫だと感じるほど大人でした。

(三保氏)まだ初回の講座概要紹介、グループワークの練習のみですが、生徒の皆さんが、興味をもって講座に取り組んでいただける感じがしてとてもうれしいです。
それと、ああしよう、こうしようとみんなでどんな講座内容にするかを考えている時間がとても楽しかったです。

質問:藤嶺藤沢という学校、また遊行塾というカリキュラムについてどのように感じましたか

(小澤氏)藤嶺藤沢中学では、いつも生徒さんが礼儀正しく挨拶をしてくださり教育がしっかりしている印象を受けました。文武両道の精神とおおらかな人を育てる環境でしょうか、節度と自由のある学校と思いました。

(三保氏)通常の授業では、学べないような内容を自由に選択でき、普段、学校とは接点の少ない一般社会の人たちから直接学ぶことができる機会を提供されている今回の取り組みはとても良いことだと思います。魅力的な講座も多く、私も生徒の皆さんに混ざって、他の講座を受けてみたいと思いました。
また、我々講師を受け持つ側にとっても、新鮮ですし、様々な気づきを頂いておりとても有意義な活動だと思っています。

生徒の皆さんは素直だし、受け答えもしっかりされており、とても良い環境のなかで勉強されていらっしゃるのかなという印象を持ちました。

質問:最後に藤嶺藤沢の生徒たちへのメッセージがあればお願いします。

(遠藤氏)遊行塾のような素晴しいカリキュラムのある学校で3年間を過ごせるということは、他校の生徒と比べ大きなアドバンテージだと思います。
人生は楽しまなきゃ損です。自分の人生の糧となるような授業を選択し、全力で遊行塾を楽しんでください!!

(小澤氏)多くの中学生が社会に出て働くということに不安を抱えて、社会がどういうものか分からず、どのような仕事についていいかも分からず悩むこともあると思います。毎回、社会で働いている人を招き「会社の説明や仕事内容」を聴く機会があると将来の志望を決める際の役に立つかもしれません。

(三保氏)今回の講座でお伝えする内容は、日々の生活の改善やちょっとした問題の解決から進学、就職といった大きな意思決定にいたるまで、さまざまなシーンで役に立つと思います。
今回の講座をきっかけに、自分の力を磨いて、将来、素敵なモテる大人になってください。

(記事担当:PTA広報委員 安部)